四季彩花(盆栽):arrangement/bonsai」カテゴリーアーカイブ

~春を告げる~第2集

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“Spring ephemeral”
早春、開花するほんの束の間だけ可憐な姿を見せる植物をスプリング・エフェメラル(春の妖精)と呼びます。
”エフェメラル”は儚いもの、短い命という意味があります。
画像は、スプリング・エフェメラルのひとつ”片栗”です。
早春の瑞々しさ、生命の輝きを伝えてくれる可憐な紅紫色の花を手漉和紙の柔らかさを生かし縮小して表しました。
作品の高さは鉢を含めて7cmほどです。鉢は1cm 角の大きさの豆盆栽用のものを合わせています。

2012年の雛展にて~春を告げる~と題し、日本の野山に咲く早春の草花を縮小して制作したシリーズをご覧に入れました。
あれから3年。今の花への想い、和紙の扱い、表現を形にしたいと、2015年の1月末の「雅な雛のつどい展」(日本橋三越)では、~春を告げる~早春の花をテーマに作品展開を考えております。
菜の花、れんげ草などの春の草花を雛に見立てたもののほか、小さな鉢仕立てにした野の花のシリーズを出展いたします。
冬から春へと季節の移り変わりは、生命の循環の時季でもあります。
素朴で優しい野の花の内には厳しさ、凛とした美しさがあります。
これから冬へと向かう季節ではありますが、そのなかからいくつかご紹介してまいります。
厳しい冬を越えて春の訪れをいち早く伝えてくれる、可憐な野の花が奏でる春を作品から感じていただけましたら幸いです。

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吾亦紅

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夏から秋にかけて野山に咲くワレモコウを和紙によって小さな鉢仕立てにした四季彩花のシリーズの一作。
ひとつの花の大きさは数ミリほどです。薄口の和紙の色と繊維の強さによって縮小して表し、草盆栽に仕立てました。
鉢には万古焼の物を合わせています。鉢の間口は2.5cm、作品の高さは鉢を含めて10cmほどです。

“Sanguisorba officinalis”

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都忘れ

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和紙の花を盆栽風に鉢仕立てにした四季彩花のシリーズ。
楚々とした風情の都忘れ。
濃い紫の花色のものを深い染色の和紙で花径2cmほどの大きさに縮小して制作しました。
鉢の大きさは横幅が3cmほど、作品の高さは鉢を含めて12cmほどです。
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白玉星草

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夏の終わりから秋にかけて一面に星をちりばめたように咲く湿原の花、シラタマホシクサ。
和紙の白色と質感で表し小さな鉢仕立てにしました。
鉢の大きさは間口が2cmです。
鉢を含めて高さは12cmほどです。

「和紙の雛(ひいな)つどい展」
2013年1月30日(水)~2月4日(月)
午前10時~午後7時
日本橋三越本店 新館8階 ギャラリーアミューズ

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待宵草

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オオマツヨイグサを縮小し、鉢仕立てに表しました。
儚げな花を柔らかな板締和紙で表しました。
鉢の大きさは2cm角、高さは鉢を含めて14cmほどです。

「和紙の雛(ひいな)つどい展」
2013年1月30日(水)~2月4日(月)
午前10時~午後7時
日本橋三越本店 新館8階 ギャラリーアミューズ

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hasu-13-1-s

花が舞うかのような姿が優美な蓮。
和紙の染色の変化を生かし、花の風情を表しました。
鉢の大きさは2cm角ほど、高さは鉢を含めて11cmです。

「和紙の雛(ひいな)つどい展」
2013年1月30日(水)~2月4日(月)
午前10時~午後7時
日本橋三越本店 新館8階 ギャラリーアミューズ

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