「花色紙 露草」 “Hana-Shikishi Asiatic Day flower” 朝露を受けて青色の花を咲かせる露草。 透明感ある花色や姿には風情があります。 紺/錆浅黄の掛け軸に合わせて清涼感を出しました。 (12×13.5cm)
「杜若と花包み」 “Iris wrapped in washi paper” 端午の節句をイメージした趣向です。 邪気を払うために菖蒲が飾られました。 ここでは和紙で作ったかきつばたを使い、友禅和紙と裏地が金加工された金千代和紙で包みました。 (L.34cm)
「花色紙 薄に月」 “Hana-Shikishi Japanese pampas grass and moon” 花色紙シリーズの一作。秋の七草の一つ。 澄み切った空にかかる月と秋風に靡く薄を合わせました。 仲秋の名月には、薄をお供えします。 (12×13.5cm)
「花色紙 おみなえし」 “Hana-Shikishi Patorinia” 万葉集を代表する歌人の山上憶良が、「秋の野に咲きたる花を指折りかき數ふれば七種(ななくさ)の花」と詠まれて以来、秋の七草といえば歌に詠まれた七種の花が鑑賞されてきました。 秋の七草は、秋の風情を表す草花として詩歌や絵画・文様の主題としても慈しまれてきました。 おみなえしは、たおやかで秋の花の中で彩りを添えてくれます。 (12×13.5cm)
「花色紙 木槿(むくげ)」 “Hana-Shikishi Rose of Sharon ” 花色紙シリーズの一作。 盛夏を代表する花。 厳しい夏の暑さの中で次々と咲き続けます。 木槿の花には、一重咲・半八重咲・八重咲、花色も白・桃・紅紫などありますが、一重の白地に底紅の木槿の花は、白と赤のコントラストが夏らしく、花色が冴えます。
「川開き」 “kawabiraki ” 隅田川の川開きをイメージした和紙画の作品。 友禅和紙の砂子や菊の文様を使い、花火を表しました。 かつて、隅田川の川開きに花火が打ち上げられました。 隅田川に両国橋が架けられてからは、両国橋のたもとで花火が打ち上げられ、納涼の人で賑わいました。 打ち上げられる花火も時代とともに変わりましたが、隅田川の花火は江戸から続く夏の風物詩です。