
夏至から数えて11日目の「半夏生」に由来する名を持つハンゲショウ。半夏生の頃に葉の一部が白くなり、白い花穂に細やかな花を咲かせます。白の和紙と緑の和紙の取り合わせによって表し、竹の一輪挿しにあしらいました。
“Lizard’s tail”

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夏至から数えて11日目の「半夏生」に由来する名を持つハンゲショウ。半夏生の頃に葉の一部が白くなり、白い花穂に細やかな花を咲かせます。白の和紙と緑の和紙の取り合わせによって表し、竹の一輪挿しにあしらいました。
“Lizard’s tail”
夏の湿地を清楚な白い花穂で彩るヌマトラノオ。白色の小さな花を下から順に開き、直立した草姿は涼やかです。細やかで素朴な山野草の風情を和紙の落ち着いた色としなやかさで表し、竹の一輪挿しにあしらいました。
“Lysimachia fortunei”
白色から濃紅色へと転じる花が愛らしい紅額アジサイ。中央の細やかな白い両性花とそれを取り囲むように咲く中性花の紅色の対比が鮮やかです。変化のある花色と両性花の形状の特徴をグラデーションの和紙の自然な色合いの変化と繊維の強さによって表し、竹の花器にあしらいました。
”Hydrangea”
白い花弁のようにみえる総苞(そうほう)が柔らかに重なった形状が繊細なヤエドクダミ。花の真ん中に見える黄色い部分が花で、一重のシンプルな花と趣が異なり、優しい印象です。楮の手漉和紙の繊維を生かして立体的な花の構造を表しました。
“Houttuynia cordata”
春咲きの一重の花が清楚なナニワイバラ。中国原産のバラが江戸時代に伝わり、和名で親しまれているとおり、和の趣にも馴染む佇まいの蔓バラです。楮の手漉き和紙の持つ落ち着いた光沢感、色合い、風合いを生かし表しました。
”Rosa laevigata”
初夏を代表する花の一つとして親しまれてきたカキツバタ。真っすぐな花姿と紫の花色が清々しいカキツバタを和紙の取り合わせ方によって表し、和紙を手折った花包みにあしらいました。
”Iris”