月別アーカイブ: 2012年4月

桜花譜 ~山桜~

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日本の山野に自生する山桜。
強制紙、手漉和紙、板締和紙、楮の染紙、典具帖紙などを組み合わせて表しました。
花と同時に開く芽の色も赤芽、茶芽、青芽など多彩です。
赤褐色の赤芽のものと褐色の茶芽の山桜の2種を葉やガクの色などの変化によって表しました。
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花寄せ ~櫻~

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山桜、里桜、八重桜と三種の桜の個性を板締和紙、強制紙と紙の厚み、質感、染色の違いを生かし表しました。
和紙花の桜を短冊を歌留多の大きさほどに切った上にあしらいました。
花の大きさは実物の桜とほぼ同じ大きさで制作しています。
季節の花あしらいの新たなシリーズとして展開してまいります。
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~うすぐもり~

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いま桜さきぬとみえてうすぐもり
春にかすめるよのけしきかな (新古今集:式子内親王)

桜柄の友禅和紙に書いた和歌に和紙による八重桜を添え、桜の開花の気配を伝えたいと思いました。
かなを書いた友禅和紙は寸松庵色紙(12×13.5cm)ほどの大きさに切っています。
同じ寸松庵色紙のサイズの継ぎ紙、楮のかな料紙を取り合わせ、和歌を書いた友禅和紙の背景に使いました。
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~春雨の~

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春雨の花の枝より流れこば 
ぬれこそぬれめなにかかくれむ (敏行集:藤原敏行)

桜の宴に読まれた和歌。
簾目のはっきりとした和紙を透かして桜の図柄の友禅和紙を背景に使い、花の香が漂う春雨の桜の宴を表しました。
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