「花野」 ” Autumn field” 秋草が咲き乱れる野を花野といいます。 秋草を愛でてきた人々の思いが花野という、美しい響きの言葉に込められているように思います。 桔梗が一面に広がる野をイメージしました。 (12×13.5cm)
「薄に月」no.2 “Hana-Shikishi Japanese pampas grass and moon no.2” 薄の生い茂る秋の野が月明りで照らし出された情景です。 薄も萩についで、秋の風情を表わす草花として愛でられてきました。 紺/朱の掛け軸と合わせてみました。 (12×13.5cm)
「花色紙 芙蓉(ふよう)」 “Hana-Shikishi Cotton rosemallow” 大輪でありながら清楚さと儚さを漂わせたところにこの花の美しさがあるように思います。 淡い紅色の一重の芙蓉を花色紙に表わしました。 (12×13.5cm)
「源氏物語絵巻 第四十五帖 橋姫」 “Genji Monogatari Emaki no.45 Hashihime” 源氏の異母弟、八の宮は世間から忘れ去られ宇治の山荘で暮らしていました。 八の宮には、大君と中の君の二人の姫がいます。 薫は世俗にいて仏門に帰依し、聖の心を持つという八の宮に憧れます。 八の宮と法の友となり、宇治へ通うようになりました。 晩秋の頃、月の光のもと二人の姫の姿を垣間見ました。その美しさに薫は心惹かれます。 (12×13.5cm)
「花色紙 朝顔(青)」 “Hana-Shikishi Japanese morning glory(blue)” 夏の朝の一瞬咲き誇る朝顔。 清涼の花として、楽しませてくれます。 青色の朝顔を花色紙に表わしました。 (12×13.5cm)