秋草のあしらわれた露芝文様の友禅紙を背景に使い、かな料紙で月を表わしました。
銀地の上に箔を施したような趣のある料紙です。
友禅紙の上に金と銀で薄を描いています。
8/14~8/18 日本橋三越本店
秋草のあしらわれた露芝文様の友禅紙を背景に使い、かな料紙で月を表わしました。
銀地の上に箔を施したような趣のある料紙です。
友禅紙の上に金と銀で薄を描いています。
薄を図案化した友禅紙を背景に楮の樹皮を漉き込んだ和紙で月を表わしました。
月の色の変化は、生成りの地色に墨色が淡くぼかされて変化しているところをそのまま活かしています。
月にかかる薄は金色の線描で描きました。
桐は薄紫の爽やかな花を初夏に咲かせます。
友禅紙に地色と同系色の網代文様の型刷りの和紙を合わせて、大きな葉と高さを持つ桐の趣を表わしました。
網代文様を使い、上に広がる景色の大きさを表しました。
銀色の背景に青い桐の花と多彩な和の彩りの葉を合せたところに面白みを感じポストカードに表わした一作。
激しく波打つ海に松を図案化した友禅和紙と楮の黒の染め紙に金銀で刷毛目をつけた和紙を使いました。
友禅和紙の波頭を表わした線の金色に合わせ、金色の線描により夕立の情景を表わしました。
和紙の雛つどい展では多くの方にポストカードをご支持いただきありがとうございました。
初秋のクラフトフェアでは従来のものに加えて、友禅和紙、能千代紙、江戸千代紙、型染め和紙など和紙を取り合わせたものに線描を組み合わせ、季節の室礼として愉しんでいただけるものも予定しております。
順次、紹介してまいります。
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“Wisteria”
藤を描いた大柄の能千代紙に紫の砂子をあしらった友禅和紙を使い立体感を出したもの。
藤の精をイメージしました。
能千代の図柄からは歌舞伎の「藤娘」を想い起こします。
「ふじ」の文字を藤の花房を使いデザインしたものは藤娘の帯にもみられ、歌舞伎の衣裳の粋を感じます。
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“Spring dawn”
春の明け方。
段染めの和紙を使い曙の空をイメージしました。
桜の花は同じ段染め和紙の染色を使って表わしました。
濃い色の桜は曙の空を表わした段染め和紙のさらに上部にある染色のものです。
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“Cherry Blossoms”
2色の能千代紙を使ったもの。
縁あって昔の能千代紙と出会いました。
摺り出されてから長い年月(少なくても10年以上)経っていると思われます。
赤地の愛らしい桜と和紙の地が活かされた清楚な桜を取り合わせました。
桜に籬(まがき:垣根のこと)が描かれ、景色に広がりを持たせています。
画像で伝えきることができませんが、鮮やかな色彩とシンプルな伝統的な図柄が新鮮に思えます。
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