
深まる秋を伝える菊。白い小菊の花を1センチほどの大きさに縮小して表し、豆盆栽の鉢にあしらったものです。手漉き和紙の柔らかな光沢感と繊維の強さを生かし、花の開き加減の違いや蕾のつき方、葉の動きを出しました。
”Chrysanthemum”

深まる秋を伝える菊。白い小菊の花を1センチほどの大きさに縮小して表し、豆盆栽の鉢にあしらったものです。手漉き和紙の柔らかな光沢感と繊維の強さを生かし、花の開き加減の違いや蕾のつき方、葉の動きを出しました。
”Chrysanthemum”

秋の気配を伸びやかに伝えるシュウメイギク。細い茎の先に花や蕾をつけた一重の白と紅紫の花を和紙で表した一作です。丸い形の蕾は、膨らみ加減の違いが際立ち、生命を感じさせます。和紙の色合いと柔軟性によって花の個性を表し、素朴な味わいの和紙の花包みにあしらいました。
”Anemone japonica”

和紙クラフト一日講座 「 山茶花 」
2017年 11月23日 (木) 勤労感謝の日
10:00~12:00
小津和紙 ( 東京日本橋 http://www.ozuwashi.net/ )
秋から冬、ふんわりと穏やかに咲く山茶花。温かく明るい色合いの和紙で、一重の山茶花の生命感を伝えます。和紙の取り合わせ方によって、花びらの質感を表現します。また、和紙の光沢感を生かし、常緑の葉の表情を出し、躍動感を伝えます。素朴な和紙で包み、シンプルに置いて飾っていただける形に一回の講座で仕上げます。
講座のお申し込み・お問い合わせは、小津和紙 文化教室の下記のリンク先
(一日講座のページhttp://www.ozuwashi.net/lectureship_trial.html)までお願い申し上げます。

しっとりとした日本の秋の情趣を伝えるホトトギス。名の由来であるホトトギスの胸の模様に似た紫の斑点が、野趣を醸し出します。落ち着いた色合いの和紙に斑点を描き入れて花の特徴を表し、短冊にあしらいました。
”Tricyrtis hirta”

夏から秋へと移ろいゆく頃、色艶やかな紅紫の花を釣り下げて咲く姿が涼やかな山野草。
袋状の花の先がくるくると巻いた形に紅紫のツリフネソウの特徴があります。清流の畔に咲く姿が似合う、繊細で可憐な風情を柔らかな和紙の質感で表し、和紙で象った、蛤にあしらいました。
”Impatiens textori”

真紅の薔薇を厚みのある質感と深みのある和紙の色合いで表したものです。紙素材らしいすっきりとした輪郭を生かすため、花を引き立てる葉は簡略化しています。薔薇特有の深い緑の艶のある葉には、楮の和紙の持つ自然な光沢感としなやかな風合いの緑の和紙を選び、花の生命感を引き立てました。
” rose ”

花の輪郭がはっきりとした桔梗。風に揺れ動く繊細な草姿は優美で、”あはれ”を誘う秋草として慈しまれてきました。和紙の色合いと光沢感、切り口の線を生かして表し、風趣のある竹の花器にあしらしました。
”Balloon flower”