投稿者「ymatsu」のアーカイブ

~うすぐもり~

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いま桜さきぬとみえてうすぐもり
春にかすめるよのけしきかな (新古今集:式子内親王)

桜柄の友禅和紙に書いた和歌に和紙による八重桜を添え、桜の開花の気配を伝えたいと思いました。
かなを書いた友禅和紙は寸松庵色紙(12×13.5cm)ほどの大きさに切っています。
同じ寸松庵色紙のサイズの継ぎ紙、楮のかな料紙を取り合わせ、和歌を書いた友禅和紙の背景に使いました。
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~春雨の~

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春雨の花の枝より流れこば 
ぬれこそぬれめなにかかくれむ (敏行集:藤原敏行)

桜の宴に読まれた和歌。
簾目のはっきりとした和紙を透かして桜の図柄の友禅和紙を背景に使い、花の香が漂う春雨の桜の宴を表しました。
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「翁草」

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春の野に咲く翁草。
板締和紙、しぼ(皺)を寄せた強制紙、白の手漉和紙によって制作した花を楮の手漉きの板締和紙による花包み、リボンであしらいました。
花は実物の花とほぼ同じ大きさです。
手漉和紙のしなやかさと繊維の強さを生かしリボンの結び目を作っています。
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「扇面 椿」

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白い扇に一輪の椿を添え飾りました。
しぼ(皺)加工された和紙の白の温かみのある風合いと光沢のある板締和紙の紅色によって生命感を伝えたいと思いました。
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