投稿者「ymatsu」のアーカイブ

紫根(しこん)と呼ばれる根に紫色の色素成分を持ち、染料とされた紫草(むらさき)。紫草は6~7月頃、可憐な小さな白い花を咲かせます。花は目立ちませんが、その根から抽出される気品ある色相から、位の高い高貴を象徴する” むらさき”色の染料として尊ばれ、賛美されました。清楚で凛とした草姿の紫草を和紙の落ち着いた色合いと質感によって表しました。

” Lithospermum erythrorhizon ”

にほんブログ村 美術ブログ 工芸へ
にほんブログ村
Facebook にシェア

山椒薔薇

初夏、日本の山野で咲くサンショウバラ。葉が山椒の葉に似た細やかな葉を持つことに由来する名を持つ野生のバラです。枝先に一輪、薄紅色の花を咲かせる優しい野バラの風情を和紙の持つ柔らかな質感と穏やかな色の変化を生かして表し、グラスにあしらいました。

”Rose hirtula”

にほんブログ村 美術ブログ 工芸へ
にほんブログ村
Facebook にシェア