
紫根(しこん)と呼ばれる根に紫色の色素成分を持ち、染料とされた紫草(むらさき)。紫草は6~7月頃、可憐な小さな白い花を咲かせます。花は目立ちませんが、その根から抽出される気品ある色相から、位の高い高貴を象徴する” むらさき”色の染料として尊ばれ、賛美されました。清楚で凛とした草姿の紫草を和紙の落ち着いた色合いと質感によって表しました。
” Lithospermum erythrorhizon ”

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紫根(しこん)と呼ばれる根に紫色の色素成分を持ち、染料とされた紫草(むらさき)。紫草は6~7月頃、可憐な小さな白い花を咲かせます。花は目立ちませんが、その根から抽出される気品ある色相から、位の高い高貴を象徴する” むらさき”色の染料として尊ばれ、賛美されました。清楚で凛とした草姿の紫草を和紙の落ち着いた色合いと質感によって表しました。
” Lithospermum erythrorhizon ”
梅雨時、しなやかな葉が涼やかな紫露草。和紙の持ち味を生かしてすっきりとした葉の描く線に映える紫の小花の風情を和紙のしなやかな風合いで表し、一輪挿しにあしらいました。
” Common Spidewort”
梅雨時、白い清楚な花を咲かせるヒメシャラ。赤褐色のすっきりとした枝と花の付き方が爽やかな印象です。優しい花の風情を和紙の取り合わせ方によって表し、扇子にあしらいました。
“Stewartia monadelpha “
初夏、日本の山野で咲くサンショウバラ。葉が山椒の葉に似た細やかな葉を持つことに由来する名を持つ野生のバラです。枝先に一輪、薄紅色の花を咲かせる優しい野バラの風情を和紙の持つ柔らかな質感と穏やかな色の変化を生かして表し、グラスにあしらいました。
”Rose hirtula”