投稿者「ymatsu」のアーカイブ

黄葉

冬の訪れを感じさせる銀杏の黄葉。陽光を受け、色鮮やかに輝く様は温かく心和みます。シンプルな形状の葉の形と色の微細な変化を、和紙の繊細な色合いとしなやかな質感によって表しました、

”Ginkgo biloba”

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射干玉に沼虎の尾

黒く艶やかな実の質感から「夜」「髪」など、黒をイメージさせる枕詞として万葉の時代から和歌に詠まれたヒオウギの種子、ヌバタマ。秋に色づく葉が艶やかな山野草、ヌマノトラノオ。夏に鮮やかな朱の花を咲かせるヒオウギ、清楚な白い小花を多数咲かせるヌマノトラノオ。いずれも夏姿とは異なる、晩秋の情趣を醸し出す山野草をしなやかな風合いと落ち着きのある光沢感によって表し、陶器の一輪挿しにあしらいました。

” Belamcanda chinensis・Lysimachia clethroides ”

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2024 辰

『 郵便局のプリントサービスwebサイト 』ユニーククリエーターにて、2024年の辰年に向け、デザインを担当しました年賀状のWeb受付をしております。
詳しくは、リンク先の『郵便局のプリントサービスWebサイト』をご覧ください。
Web受付期間 2023年 9月1 日 (金)~2024年 1月8 日(月)18:00まで 

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惜秋

とどまらぬ 秋をやおくる ながむれば 庭の木の葉の ひと方へゆく(前小斎院御百首:式子内親王)
Todomaranu aki wo ya okuru nagamure ba niha no konoha no hitokata he yuku
( Sakinokosaiin on hyakusyu : Shokushi naishinnou )

庭の落ち葉に惜秋を詠まれた一首。新古今時代を代表する歌人の一人、式子内親王の百首歌『前小斎院御百首(さきのこさいいんおんひゃくしゅ)』秋にある一首です。

庭に敷き詰めた木の葉が、風によって一つの方向へと寄せ集まっていく様は、秋との別れを惜しんでいるかのように見えます。凛とした冷気のなか、落葉した葉が風に吹寄せられる動きと微かな音がしみじみとした情感を伝えます。

厳しい冬を前に留まることのなく移ろう季節を木々の落ち葉に託し、晩秋の想いを詠まれた一首を書で表しました。

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七竈

秋から冬へと向かう時季。緑から紅へと色づく葉と鈴なりについた実が、季節の移ろいを伝えるナナカマド。晩秋の山野を鮮やかに彩るナナカマドの風情を繊細な色合いの変化と艶やかな風合いを持つ和紙の特性を生かして表し、陶器の一輪挿しにあしらいました。

”Sorbus commixta”

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