投稿者「ymatsu」のアーカイブ

「駿河町越後屋」no.4

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“Suruga-chou Echigoya”

浮世絵師奥村政信作の画「駿河町越後屋呉服店大浮絵」を元に立体化した作品。
建物・小道具制作を私(松山)が担当し、人形制作を担当されたのは和紙人形作家の岩井昌子さんです。
この作品の制作に取り掛かる前に原作の色遣いに近づくよう、人物の衣装、建物、暖簾の色遣いを選ぶところから始めました。
浮世絵の中の世界を立体で表わすことが狙いですので、人形と建物の色は浮世絵の制作年代(江戸中期:享保時代)の限られた色遣いによる表現に沿って素材や色を選びました。
暖簾にはしぼのある(皺加工された)強制紙を使い、紋は同じ材質の強制紙を切り出して表わしています。
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「観楓」

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“Maple viewers”

観楓の宴。
桃山時代の装束で表わしました。
友禅紙の図柄の上に3種類の千代紙の文様を組み込み小袖の図柄を作り上げています。
(H:14cm)
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「和紙の雛つどい展」
2011年1月26日(水)~2月1日(火)
日本橋三越本店 新館8階 ギャラリーアミューズ
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「柿」

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“Kaki Persimmon”

秋の風物詩、柿。
前回の和紙の雛つどい展で小さな鉢物の要望をいただておりました。
来年、1月の展示会では季節を追って飾っていただけるものを用意してまいります。
柿の木を盆栽仕立てにして小さく作ったものです。
樹高は8cmほどです。
このシリーズでは、盆栽用の焼物の鉢を使っております。
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「和紙の雛つどい展」
2011年1月26日(水)~2月1日(火)
日本橋三越本店 新館8階 ギャラリーアミューズ
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「駿河町越後屋」no.3

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“Suruga-chou Echigoya”

浮世絵師奥村政信作の画「駿河町越後屋呉服店大浮絵」を元に、その様子を立体化したものです。
建物・小道具制作を私(松山)が担当し、人形制作を担当されたのは立雛の制作をされた和紙人形作家の岩井昌子さんです。
以前紹介いたしました「駿河町越後屋」の制作の過程を記録したものです。
ポイントになる人形と建物を合せたもので、この後に制作する店の奥に入る人形の大きさや人形に持たせる小道具の大きさをこの段階で決めていきました。
完成図には店の賑わいや臨場感を引き立てる小道具が散りばめられています。
それらを和紙の柔軟な性質を使い、人形に合せた素材を選んでひとつひとつ制作をいております。
作品の元になりました浮世絵と完成した作品の画像と合せてご覧ください。
なお、こちらの作品の出展はございません。ご了承ください。
今回のおひなさま展でも人形の小道具やミニチュア盆栽など手掛けております。
愉しんでいただきましたら幸いです。
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和紙の雛つどい展に向けて

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2011年の和紙の雛つどい展のPR向けに撮影したなかの一枚です。
左の立雛は、和紙人形作家(駒子の紙人形)の岩井昌子さんの作品です。
右のれんげと菜の花を雛に見立てた草雛が私(松山)の作品です。
案内状の公開はもうしばらく先となりますが、出展者は前回と同じメンバーとなっております。
これから来年1月の会期まで、季節の作品の合間におひなさま展に向けた作品も紹介して参ります。
11/2で終了いたしましたジャパンスタイル~ゆしまの小林 おりがみフェア~にご来場いただきました方々には御礼申し上げます。
季節の室礼を立体感のある形で提案していきたいと考えております。
次回、「和紙の雛つどい展」も引き続きよろしくお願い申し上げます。
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「和紙の雛つどい展」
2011年1月26日(水)~2月1日(火)
日本橋三越本店 新館8階 ギャラリーアミューズ
協力:お茶の水 おりがみ会館
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