和紙クラフト一日講座「山茶花」

和紙クラフト「山茶花」
2020年 10月30日(金)/ 10月31日(土)
各日 10:15~12:15

小津和紙 ( 東京日本橋 http://www.ozuwashi.net/ )  

冬の到来を告げる山茶花。今回は、純白の花びらの先端に発色する可憐な山茶花を和紙の特性を生かして表します。一枚の花びらごとに和紙ならではの表現法によって変化を出し、温かみのある花の表情を出してみます。作品は、和紙を手折って花器に見立てた花包みにあしらい、そのまま置いて飾っていただける形式に一回で仕上げます。

講座の日時の変更、お申し込み・お問い合わせは、小津和紙文化教室(一日講座のページhttp://www.ozuwashi.net/lectureship_trial.htmlまでお願い申し上げます。

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雁草

青紫の花姿が雁にたとえた名のとおり、優美なカリガネソウ。和紙の染色と繊維の長さを生かして凛とした佇まいのカリガネソウを表し、和紙による草の葉を添えて一輪挿しにあしらいました。

“ Bluebeard”  

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吾亦紅・高野箒・仙人草

秋。色や形、大きさの異なる草花が混ざり合い、静かな秋の情趣を引き立て合います。
暗紅色の穂が趣深いワレモコウ、優美なコウヤホウキ、純白の花が清楚なセンニンソウをそれぞれの特性に合わせた和紙の選択によって表し、木製の花器にあしらいました。

”Autumn grasses”

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藤袴に撫子

淡い紅紫の花がはんなりと咲く姿が雅な趣の藤袴。野辺で楚々として可憐に咲く河原撫子。

『源氏物語』第30帖「藤袴(ふじばかま)」より、巻名の由来となった夕霧が藤袴の花に寄せ、恋慕の情を託した一首をやんわりと退けた玉鬘。

同じ野の 露にやつるゝ 藤袴 あはれはかけよ かごとばかりも ( 夕霧 )

中国原産の藤袴は、奈良時代には日本に渡来したとされ、秋の七草として親しまれきました。平安時代、貴族の庭に植えられていたことは『源氏物語』のエピソードからも推察されます。一首を詠んだ夕霧を藤袴に見立て、第26帖「常夏(とこなつ)」で我が身を山里に咲く撫子に喩えた夕顔の遺児、玉鬘を白い河原撫子に見立て、一首の背景をイメージしました。

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風草・梅鉢草・松虫草

夏から秋に繊細な花穂をつける素朴な野草、カゼグサ。高原の花、マツムシソウ。純白の花が白梅を想わせる清楚な秋の山野草、ウメバチソウ。初秋の風情を伝える三種の花を風合いや質感の異なる和紙の取り合わせ方によって表し、手付籠にあしらいました。

 ”Autumn grasses”

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