投稿者「ymatsu」のアーカイブ

「夕かげ」

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“Evening scene”

穏やかな秋の夕暮れのひととき。
何気ない日常の風景を無心のすずめに託して表わしてみました。
静かで温かみのある夕暮れどきの色合いを板締和紙を使い演出しました。
すずめは足も全て和紙で制作しています。
すずめ ( H:3cm / L:尾羽の先まで含め6cm )

和紙の雛つどい展 日本橋三越本店  2010年 1/27~2/2
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「菊の宴」

“Fragrance of Chrysanthemum”
清楚で気品に満ち芳しい香りを持つ菊。
10月26日は旧暦では9月9日、重陽の節句にあたります。
菊の香りに包まれ、長寿延命と健康を願う菊の宴を華やかな菊柄の能千代紙を使い表わしました。
色違いのものを二重、三重と重ね合わせて奥行きを出しています。
背景はかな料紙を使っています。
(12×13.5cm)

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「夕されば」

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“Autumn”

夕されば野辺の秋風身にしみて 鶉(うづら)鳴くなり深草の里 (藤原俊成 千載集)
夕暮れになると野辺を吹き渡る風が身にしみて鶉がしみじみと鳴く深草の里であることよ
次第に日が暮れていく時間の経過と光の移ろい。
鶉の声だけが間をあけて聞こえてくる静寂な草深い里の秋。
そうした和歌に読み込まれた夕暮れの刻々と変わる色、草深い里の秋を短冊の背景にした楮の手漉き和紙の染色で表わしました。
白い厚手の和紙を短冊に切り、天地に秋草文様の能千代紙をあしらい深草の里をイメージしました。

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「落景」

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“Sunset”

晩秋。
銀杏の黄葉に夕日の光が照らすイメージを表わしました。
黄色の染色の和紙にも微細な濃淡の変化があります。
そうした変化を活かしました。

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「陽だまり」

“Sunny spot”
ぽかぽかとした暖かな日。
穏やかな秋をイメージしました。
ネコの毛並みは和紙をちぎることで出る繊維を活かしています。
立っているネコの大きさは耳を入れて4センチほど小さなものです。
「和紙の雛つどい展」では数点ですが動物のクラフトも出展したいと思っております。

hidamari-a-s

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「秋色」

秋色を和紙のクラフトで表わしました。
「こどもちゃれんじ ぷち(1・2歳児親子向け)よみかたりえほん」(ベネッセコーポレーション) 10月号表紙で落ち葉とお芋のクラフト制作を担当しました。
落ち葉の大きさは実物の落ち葉とさほど変わらない大きさです。
和紙の落ち葉が一面に敷き詰められています。
お芋も落ち葉もリアル感を重視しました。
お芋は仲良く半分ずつ分け合ったようにみえるよう配慮しました。
お芋は強制紙で皮の質感と色を再現し、中身は黄色の板締和紙の繊維を活かしてほくほく感を出しています。

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