“Hina-Cherry blossoms”
和紙の雛つどい展の案内状に選んだ作品です。
桜の精を小さなおひなさまにしました。
高さは11センチほどです。
張りのある友禅紙(友禅和紙)の紙質を活かし、シンプルに表わしました。
衣装の表には桜柄の友禅紙を同柄の色違いで合わせています。
下に重ねたものも桜柄を使い、彩を楽しみました。
桜柄や衣裳の彩りから春を楽しんでいただきたい趣向の雛です。
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投稿者「ymatsu」のアーカイブ
2010年「和紙の雛(ひいな)つどい展」
和紙の雛つどい展
彩人形(井上惠子/斉木素子) 岩井昌子 加々美和枝
酒井佳子 高際牧子 松山祐子
2010年1月27日(水)~2月2日(火) 午前10時~午後7時
日本橋三越本店 新館8階 ギャラリーアミューズ
会場内にて折り紙講習がございます。
協力:お茶の水・おりがみ会館
(おりがみ会館からの出展もございます)
彩人形(井上惠子/斉木素子) 岩井昌子 加々美和枝
酒井佳子 高際牧子 松山祐子
2010年1月27日(水)~2月2日(火) 午前10時~午後7時
日本橋三越本店 新館8階 ギャラリーアミューズ
会場内にて折り紙講習がございます。
協力:お茶の水・おりがみ会館
(おりがみ会館からの出展もございます)
お雛さまをはじめ作家の個性ある創作和紙人形、和紙工芸をご覧いただけると思います。
作品の大きさも作風も異なる作家が集います。
作家の作風によって無地の板締和紙や強制紙、友禅紙、ちりめんなど使用する和紙にも個性があります。
会期中、折り紙講習がございます。
講習の内容につきましては改めてご案内します。
雛の節句には早いのですが、展示会に向けた作品を少しずつ紹介して参りたいと思っております。
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「落葉」
「柴垣に秋草」

“Autumn Grasses ”
能装束をイメージした図柄を摺り込んだ能千代を使い、日本の秋の風情を表わしました。
能千代紙の中でも能装束らしい題材のものだと思います。
能装束の唐織の織り成す世界を千代紙に再現されているところが今では希少なものではないかと思います。
唐織は能装束のなかでも絢爛で格調高く、文様・色彩ともに精緻で華やかな絹織物です。
唐織は京都の西陣を代表する織物でもあります。
朱と黒で互い違いに図柄を配した段替りになっています。
段替りのデザインは唐織の能装束によくみられます。
柴垣を背景に紅葉や菊、萩、朝顔など秋の草花が描かれています。
刺繍を施したように織り出しされた唐織の世界を和紙による千代紙に表現されたものと黒の毘沙門亀甲文様の友禅紙(加賀友禅和紙)を取り合わせました。
段替りの秋草文様によって日本の伝統的な秋を表現してみました。
「貝合わせ 椿」09
「もみじ」no.3
「花色紙 山茶花」09
「もみじ」no.2
「照紅葉」
“Red Maple”
光によって輝きを増す紅葉。
光を透す白い和紙を背景に紅葉の鮮やかさを浮かび上がらせました。
背景にした透かし文様が入った和紙は以前記事で紹介しました、佐賀の名尾和紙を使っています。
格子のように入った透かしの影が見方によってイメージを広げていただけるものと思います。









