「花色紙 躑躅(つつじ)」 “Hana-Shikishi Azalea” 花色の鮮やかさと枝先につく明るい緑の葉が春の終わりを艶やかに彩ります。 燃えるような紅の花の躑躅は季節の訪れを告げるようです。 (12×13.5cm)
「源氏物語絵巻 第三十九帖 夕霧」 “Genji Monogatari Emaki no.39 Yugiri” 夕霧は柏木の遺言を受け落葉を宮を見舞って以来、宮へ思いを寄せるようになっていました。 落葉の宮は母の病気療養のため小野の山荘に暮らしています。 小野は静かな山里で都とは別世界のような趣です。 夕霧は宮の母を見舞いますが、宮は心を閉ざしています。 夕霧は立ち込める霧に想いを込め「山里のあはれをそふる夕霧にたち出でん空もなき心地して」と歌を落葉の宮に贈りました。 (12×13.5cm)
「花色紙 土筆に菫」 “Hana-Shikishi The spore of field horsetail and violet” 野辺に咲くすみれとつくしを扇面画に表しました。 (12×13.5cm)