投稿者「ymatsu」のアーカイブ

「兜飾り」

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“The boy’s Festival ornament”

和紙の折り紙で折った兜を兜飾りとしてアレンジした例。
折方は講習しているものと同じ形です。
兜には紗綾形(さやがた)文様を使いました。
紫に染められた和紙を袱紗に見立て、鍬形(くわがた)と呼ばれる部分と組紐を付け加えました。
金屏風と合わせて飾っていただくと兜飾りとしての重厚感が出ると思います。
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「短冊 都忘れ」

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“Tanzaku-Gymnater”
一重咲きの可憐な姿が心和ませてくれる都忘れ。
そっと咲いている風情を短冊に表しました。
紫の花びらには阿波和紙の染色を活かしました。
花の中心を3つの花で変化をつけています。
上が開ききったもの、下が咲き始めたばかりの
ものです。
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「兜飾りの色紙」

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“The boy’s Festival ornament”

五月飾りの色紙。
菖蒲の節句とも呼ばれる端午の節句には菖蒲がさまざまな形で登場します。
兜に邪気を祓う菖蒲をあしらいました。
兜は友禅和紙と京千代紙を組み合わせています。
正面の左右にある吹き返しの部分に梅に松葉の柄を使いました。
色合い、風合い、図柄など和紙らしさを出した一作です。
(12×13.5cm)
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「藤」10.1

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“Wisteria”
藤を描いた大柄の能千代紙に紫の砂子をあしらった友禅和紙を使い立体感を出したもの。
藤の精をイメージしました。
能千代の図柄からは歌舞伎の「藤娘」を想い起こします。
「ふじ」の文字を藤の花房を使いデザインしたものは藤娘の帯にもみられ、歌舞伎の衣裳の粋を感じます。
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「藤と花入れ」

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“Wisteria wrapped in washi paper”

和紙の花と花入れによるシリーズ。
藤の花房の長さは15センチほど。
花入れには重みを感じる紫の江戸千代紙を使い花とのバランスをとりました。
背景にはかな料紙を使っています。
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「春の夕」

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花の上にしばし移ろう夕づく日 入るともなしに影消えにけり (永福門院 風雅集)
自然を時間の推移のなかで動的、感覚的に捉えた永福門院(中世の代表的女流歌人)の御歌からイメージを広げました。
動きのあるなかで夕暮れ時の静寂さを伝えてみたいと思いこの歌を選びました。
花の上にうつる夕日の光が夕闇に消え入るまでの時間の流れを散り行く花びらで表わしました。
背景は2種類の桜柄の友禅和紙を使っています。
(色紙:12×13.5cm)
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「春の野」

haruno-10-s

“Spring Wildflowers”

春の野の花、翁草とすみれを和紙で表わしました。
花の大きさは実物大で制作しています。
翁草の花色は色の濃淡がはっきりしている板締和紙の染色を活かしました。
素朴な春の野の花を薄くて柔らかな樹皮を漉き込んだ生成りの和紙で包みました。
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